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私史上最強のアイドル西畑くんがいる日常

私とトラウマとフラッシュバック

こんにちは。

突然ですが、先週のこと久しぶりにフラッシュバックを起こして、薬を服用してもなかなか調子が戻らず苦戦しております。

 

フラッシュバックといえば、PTSD症状の一種でトラウマになった原体験をとあるきっかけで思い出してその場面の映像や音声を追体験する、という症状が多いのですが。(ちなみに私のような広汎性発達障害アスペルガー症候群でもフラッシュバック症状を持つ人は多いとの知見も出ています)

私の場合は今年に入ってから映像や音声を追体験することはほとんどなく、とあるきっかけでトラウマとなった場面の感情だけを追体験して苦しくなっています。

 

休職期間が終わるまで(~2020.2月)までのフラッシュバックは、体調もメンタルも不安定だったので、人混みに行ってトラウマになった原因の男性と背格好が似ている人を見かけただけですぐ動悸やめまいが起こっていました。

 

しかし、最近は就労移行支援事業所に通い始めて、体調やメンタルも割と安定していて、むしろメンタルなんて躁状態(=簡単に言えば鬱の真逆で今ならなんでもできそう!みたいなスーパー無敵モード)に入ることも多い中でいきなりフラッシュバックを起こしてしまいます。

 

直近のフラッシュバックは、事業所での企業説明会のとき。

久しぶりにスーツを着た・普段体調の調整のために休む曜日に通所した・午前中のトレーニングのケーススタディが前職を思い起こす内容だった・他の事業所の初めましての方も多い中でとても密集する空間だった(更に男性がかなり多かった)・たまたま隣の席に男性が座った・仕事をしていた時のことを思い出した…

などいろんな要因が重なり、動悸でばくばく、その場から立ち去る元気もなくしてむしろ動けなくなってしまい、説明会が終了した後マスクしているにも関わらず誰が見ても分かるくらいに顔色が青ざめて冷や汗が止まらない状態になってしまいました。

 

これがまたしばらくフラッシュバックを体験してなかったからしんどかったのと、動けないせいでお守りの薬をすぐ服用できなかったこともあり、1週間経った今もかなり引きずっています。

 

ほんとこんなトラウマを植え付けた根源にはおこだよおこ!!!

お陰様で就労移行に通っているのに企業見学に行くことすら新しい人たちと顔合わせすることを考えるとまだ恐怖心が勝っています。(いつ働けるようになるのやら…)

 

 

ちなみにフラッシュバックを引き起こすきっかけになった相手方には特段何も問題がないことが多いのでその度に申し訳なさも募るわけですが…

私なりにフラッシュバックとの付き合い方はかなり試行錯誤しています。

なんせトラウマの内容は変遷がありながらも中学時代から付き合ってるものでね!10年選手だぜ!!(笑)

ということで私のフラッシュバックとの付き合い方について、今日は書いてみたいと思います。(書くことによって整理・消化してるだけだから自己満ですごめんなさい)

 

 

私のフラッシュバックとの付き合い方

 

①起こりそうな場面が予想できた場合、マスク着用(とイヤホン着用)は必須。

 →嗅覚と聴覚が元々過敏なのもあり、匂いと音からの刺激で誘発されることが多いのであらかじめマスクとノイズキャンセル付きのイヤホンで音楽を流してシャットアウトしておく。イヤホンは時と場合によって使えませんが、特に誘発しやすい苦手な人混みもこの二つがあればなんとか歩ける!

 

②動悸を感じたらなるべく早めに席を立って外の空気を吸う

 →今回、これが出来なかったから引きずってますが(笑)その場から立ち去って呼吸を整えるだけでかなり体が楽になります。家だと窓を開けて換気する。

 

③目を閉じずに横になる+お気に入りの手触りのタオルケットやクッションを触る

 →家の場合だとノイズキャンセルのイヤホンで音楽を聴きながらこうします。目を閉じないのがポイント。相当視覚からの刺激に疲れてるとき以外は、目を開けていることによって映像を思い起こすことを防ぐ。安易に目を閉じると映像まで想起して悪化します(笑)

  お気に入りの手触りのものはなにかひとつ見つけておくとそれを触るだけで気持ちがかなり落ち着いてきます。

 

④どうにもならないときは強めのアルコールを摂取する(これは真似しないでね)

 →私はアルコールを摂取しないと自分の根っこの感情を表出することができません。生きてる8割緊張してる。だから思い切って感情を表出したい(=要するにだいたい泣きたいとき)は強めのアルコールを摂取してノートにつらつら感情を書き記しながら泣いてます。劇薬だけどすっきりするからやめられない。でもやめたい。(矛盾)

 

細かく言うともっと色々ありますが私の付き合い方はこんなところです。

 

ちなみにフラッシュバックの克服法は私には分かりません。(笑)

私の場合はフラッシュバックの種類が絶え間なく変わってる(中学時代のいじめ→高校時代のいじめ→母親の発病時+親戚からの叱咤→上司からのセクハラ&パワハラ)ので気付いたら昔のトラウマが消えて新しいトラウマに書き換わってる感じなのであまり参考にならないかと…

 

でも、トラウマを抱えているから全くその場面と向き合えないかというとそれは違います。克服したくて挑戦するうちに乗り越えられることもあります。

だから、今で言うならば男性と接することに多少の恐怖心はあるけれど、積極的にコミュニケーションを取ることもあるし、接するたびにフラッシュバックが起こるわけではありません。だいたい他の要因が重なるから起こるだけ。(じゃあジャニーズは?コンサートは?って言われることもあるけど、ジャニーズに関してはまず現実の男性と認識していません。彼らは幻想の世界に生きてる人間だとカウントしてるので平気ですし、コンサートの人混みは松竹規模ならまだ平気だし、アリーナとかドームはギアを上げてアドレナリンで乗り切ってます。)

 

生きづらさの種類は人それぞれ違うかもしれませんが、ひとりひとりが生きやすい世界になればいいなあと私は心底願っています。

だからこそ、本当は抱えなくていいトラウマを発生させる原因は徹底的に排除してほしいとも思ってるし、でもそれが難しいからこそそれを頑張って乗り越えようとしている人たちがいることを知ってほしいと思って今回はblogを書いてみました。

 

私の本当の本当のところは、未だに許せない人たちをいつか許せるまではいかずとも気にせずに生きられるようになりたい。割り切ってるつもりでも、思い起こすたびに辛いし背筋が凍るし、許せないって気持ちもふつふつと湧き上がる。変な話、加害者ってずるいって今でも思うときもあります。社会的な制裁が下されたとしても、いじめやセクハラの場合は罪に問われることは少ない。例えば事実と異なるまま進んだ話を覆すためには被害者自身のリスクを踏まえた上での相当な勇気が求められる一歩が必要になります。

 

被害者ぶってると言われればそれまでですが、行政の必要なサービスを受けたいと思う場面でも勇気を振り絞って過去の経験を話さなければならない場面もあるんです。加害者の軽率なその行動は、被害者の人生を変えるといっても過言ではないと思ってます。


私自身も苦しい場面はたくさんあるけど、それでも知ってほしいから。私はまだ今適切な場所へ助けを求められているけど、助けを求める術も分からず苦しんでる人がたくさんいることを知ってほしいから。もしこれを読んでくださった方の近くに頑張ってもがいている人がいたなら暖かく見守ってあげてください。

そして大切な人が苦しんでいるときこそ自分一人で抱え込まず、適切な場所に繋いであげてください。今は、福祉サービスも充実しています。家事を手伝ってくれるヘルパーさんもいるし、要件を満たせば自己負担1割で精神科に通院して薬を服用することもできるし、就職に困っていれば手助けしてくれる就労移行事業所もあるし、金銭的に困っているのなら障害年金だって行政の補助だってある。分からなければ社会福祉士ソーシャルワーカー;SW)や精神保健福祉士PSW)に繋ぐ手立てもネット検索すれば出てきます。

 

私も働いていた時はこのくそ高い税金どうにかして減らせないのかよ!!!とか思ってたけど、今は税金納付してくださっている全ての方に土下座で感謝を述べたいくらいの気持ちで思い切り恩恵を受けています。頑張ってもなかなか働けない私を生かしてくれてありがとうございます。

 

かなり話が逸れてしまいましたが、私はまだまだ終わりのないトラウマと一緒に頑張って生きていく所存です。サバイバー万歳!!!改めて、私の周りにいるすべての方々に最大級の感謝を。いつも、本当にありがとう。誰一人、私の人生において必要じゃなかった人なんかいないから。すべての方がいて支えてくれてこその私です。本当に、本当にありがとう。

 

 

 

それでは、今日も明日もその先も、貴方が笑顔でいられますように🌻